中国から購入の新車両バスの半数が走行不可 BPPT調査

中国から購入の新車両バスの半数が走行不可 BPPT調査
 インドネシアの科学技術応用庁(BPPT)長官は2月18日、中国企業から購入したトランスジャカルタの新車両に中古部品が使われていた問題について、新車として購入したジャカルタ特別州内のバス約半分が走行に適していないとする調査結果を公表した。地元紙が報じた。
 BPPTの調査は、2013年中に購入した中通客車やアンカイのバス177台について行われ、部品が錆び付いているものや、エアコンが動かないものがあったという。購入1年以内のバスや走行距離が10㌔以下のものは保障期間内であるととして返却し、修理する。BPPTは今後も州運輸局と協力して、中国から輸入した車両の点検を進め、性能が不十分なものには運行許可を出すことはできないとしている。
 バスの購入を巡っては購入費用が高額であることから、汚職の可能性も指摘されており、州は汚職撲滅委員会(KPK)への通報も検討している。