沖縄県は6月23日、この日、旧日本軍の組織的戦闘が終結したとされる、77回目の慰霊の日を迎えた。沖縄戦では一般市民を含め20万人を超える、県民の4人に1人が犠牲者となったとされる。地上戦の傷あとは県内各地に残っている。
各地で見つかる不発弾は1,900トンに上り、約2,700人の遺骨が地中に眠ったままだ。そして、不発弾処理にはあと80年近くかかるとの試算もある。沖縄の「戦後」はいまも続いている。
沖縄県糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園では県主催の「沖縄全戦没者追悼式」が開かれ、参列者は平和への誓いを新たにした。