国連薬物犯罪事務所(UNODC)が6月27日発表した2022年版「世界薬物報告」によると、2022年に世界の15〜64歳の人々のうち、推計2億8,400万人が薬物を12カ月以内に使用していたことが分かった。
最も使われている薬物は大麻で、2020年は推計2億900万人が使用したとしている。報告書は新型コロナウイルス感染拡大に伴うロックダウン(都市封鎖)が、量の面でも大麻の使用増加の一因になったと分析している。
一方、2020年のコカイン製造量は1,982トン。2020年は推計2,150万人が使用した。北米と欧州が二大市場で、過去20年でアフリカやアジアでの需要も増えているという。