中国国家統計局が7月15日発表した2022年4〜6月の国内総生産(GDP)は物価の変動を調整した実質で前年同期比0.4%増にとどまった。新型コロナウイルスの感染封じ込めを狙う政府の”ゼロコロナ”政策により、経済。社会活動が滞り、1〜3月の4.8%増から大きく失速した。
景況は6月から持ち直しているが、一部の地区では新型コロナの新規感染者が確認され、事実上の都市封鎖(ロックダウン)に至っている都市も伝えられている。このため、右肩上がりの景況回復は望めず、政府が掲げている2022年の成長率目標「5.5%前後」の達成は難しくなったとみられる。