鉄道ローカル線存続を協議「輸送密度」ルール軸に

ローカル鉄道のあり方を議論する国土交通省の有識者会議は7月25日、赤字路線の存廃についての提言を示した。JR鉄道1kmあたりの1日あたり平均利用者が平時に1,000人を下回る路線について、国、自治体、事業者が抜本的な改善策を協議する仕組みを設ける。
協議会では対象路線について、バスや専用道を使うバス高速輸送システム(BRT)への転換などを検討する。線路や駅を自治体が管理し、事業者は輸送サービスに特化する「上下分離」について議論する。最長で3年以内に結論を出す予定。