岸田首相 NPT会議で核戦力の情報開示を要請

岸田文雄首相は8月1日(日本時間2日未明)、ニューヨーク・国連本部で開かれた核拡散防止条約(NPT)再検討会議に出席して英語で演説した。この中で核兵器数のさらなる削減などに向けて、「全核兵器国に責任ある関与を求める」と述べ、各国に核戦力の情報開示を求めた。日本の首相が同会議に出席したのは初めて。
岸田氏は核兵器の危険性を世界に伝えるため、各国の若年層に被爆地への訪問を呼び掛けた。そのため、国連へ1,000万ドル(13億2,000万円)を拠出して基金を創設すると表明した。