クラシエ薬品 漢方薬の安定供給へ中国に新工場

クラシエ薬品(本社:東京都港区)は8月2日、中国山東省威海市に中国で2つ目となる新工場を建設すると発表した。新工場は漢方薬の原料となる生薬の刻み工程と原薬のエキス粉末の製造工程を備え、生薬保管倉庫も併設する。2023年の竣工、稼働開始を目指し、国内外の既存工場と合わせてエキス粉末の生産能力の増強を図る。
威海新工場の敷地面積6万6,517㎡、延床面積2万8,705㎡、建築面積8,090㎡。生産能力はエキス粉末最大年間400トン、生薬保管能力約3,200トン。葛根湯エキス、人参養栄湯エキス粉末、補中益気湯エキスなどを生産する。79.0%のCO2排出削減を目指す。