国鉄は車両増、ホームの改修・延長で乗客増加に対応

国鉄は車両増、ホームの改修・延長で乗客増加に対応
 インドネシアの今年の国鉄乗客数は昨年の43万5000人から60万人に増えると予想されているため、最大8両の車両を10両に増やし、首都圏の駅のホームを改修・延長することで対応する。本来、国鉄では750両のが必要としているが、現在運行しているのは600両のみだ。そこで、現行の8両編成に2両追加することで、予想される顧客増に対応しようというもの。
 ただ、昨年11月から輸入していた180両の日本製車両について、運輸省鉄道総局からまだ20両の使用許可しか下りていないなど、車両の使用許可が大幅に遅れており、運輸省に早急に対応するよう求めている。また、ホーム改修・延長工事がボゴール~コタ線ではマンガラなど4駅でまだ終わっていない。
 首都圏では交通渋滞が深刻化し、ジャカルタ特別州政府も公共交通機関への乗り換えを呼び掛けているが、関係各所の対応をみる限り、国鉄による円滑な輸送力増強にはまだ時間がかかりそうだ。