米国が主導し、14カ国が参加する新経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」の初の閣僚会合が9月8、9日、米国ロサンゼルスで開かれ、4分野で正式な交渉入に合意した。
①貿易②半導体など重要物資のサプライチェーン(供給網)③エネルギー安全保障を含むクリーン経済④脱汚職など公正な経済−の4分野で、インド太平洋地域で影響力を強める中国を念頭に、対抗軸をつくる。インドは「貿易」に参加しないが、13カ国は4分野すべてに参加する。
IPEFには米国、日本、韓国、オーストラリア、インド、ASEAN主要国などが参加している。