国土交通省が9月20日発表した2022年の基準地価は、住宅地や商業地など全用途の全国平均が前年比0.3%上がり、3年ぶりのプラスだった。
中でも下落傾向が続いていた住宅地が1991年以来31年ぶりに0.1%上昇したのが目を引いた。長期にわたる低金利と新型コロナウイルス流行による在宅勤務で生活意識が変化。従来の脱郊外一辺倒から都市近郊でのマイホーム需要が喚起されたものとみられる。
商業地0.5%プラスで3年ぶりに上昇した。東京、大阪、名古屋の3大都市圏は全用途、住宅地、商業地すべてがプラスとなった。
全国2万1,444地点で7月1日時点の地価動向を調べた。