すべての新型コロナウイルス感染者について、法律に基づく発生届の提出を医師に義務付ける「全数把握」が9月26日から見直された。保健所や医療機関の負担軽減へ、医療逼迫状況の9県ではすでに順次、先行して見直しが始まっており、全国に拡大する。これは届出対象を重症化リスクの高い人に限定。とくにケアが必要な患者に医療サービスが行き渡るようにするのが狙い。
政府は届出対象の絞り込みを決定。①65歳以上②入院を必要とする人③重症化リスクがあり、治療薬の投与などが必要な人④妊婦−に限定。ただ、感染動向を把握するため陽性者数の集計は続ける。