財務省が3/1から輸出申告をFOBからCIFに変更
インドネシア財務省は3月1日から輸出申告方法をこれまでの本船甲板渡し条件(FOB)から、運賃保険料込み条件(CIF)に変更した。国内海運勢の競争力を高め、サービス収支の改善につなげるのが狙い。これにより、海上輸送保険の業者選択を国内の輸出業者がするため、今後は国内の海運・海上保険業者に依頼することが増えるとみられる。これまではFOB条件の、海外の輸入企業が海上輸送・保険を海外企業に払うケースが多かった。これをCIF条件とし、国内企業に払うようにすることで、お金の海外流出を防ごうというものだ。
商業省によると、2013年のサービス収支は物流と保険でそれぞれ86億9000万㌦、10億2000万㌦と大幅な赤字で問題になっていたが、今後は改善が見込まれる。インドネシア中央銀行によると、2013年1~7月の輸出ではCIF8%、FOBは80%だった。