「MARUGAME UDON」6店舗に 手頃な日本食として浸透

「MARUGAME UDON」6店舗に 手頃な日本食として浸透
 2013年3月、インドネシアに進出したトリドール(神戸市)が運営するセルフ式讃岐うどんチェーン「丸亀製麺」が、イスラム圏で「手軽な日本食」として受け入れられ、浸透し始めている。うどんを一般的な食事として認知させたいという思いから付けた店名「MARUGAME UDON」は現在6店舗に増え、各店舗1日平均1000人が訪れるという。毎日新聞が報じた。
 人口の約9割が、豚肉やアルコールの飲食が固く禁じられているイスラム教徒の国だけに、現地の食文化に対応したメニュー開発は簡単ではなかった。日本で使われる一般的な調味料は、豚由来の成分が含まれているため使えない。イスラム教徒向けに開発したのは、「鶏白湯(パイタン)うどん」(4万5000ルピア、約405円)だ。店ごとに鶏ガラからスープを作る。釜揚げうどんやかけうどんなどの定番メニューも、味は現地の好みに合わせている。現地では麺のコシの強さより、のどごしの良さを好む傾向があり、讃岐うどんは「硬すぎる」と感じる人が多かった。そこで、少し軟らかく細いうどんを使っている。また、現地では麺のスープを飲み干す習慣があり、塩分は控えて薄味に仕上げた。その結果、海外の料理を食べてみたいという好奇心にもマッチし、手頃な日本食として受け入れられている。
 平均単価は日本より150円高い約650円。日本は1食のトッピングは平均1.1個だが、インドネシアは1.7個。うどんの量を20~30㌘少なくしていることや、「揚げ物が好きな国民性」のためという。1店舗の従業員は日本では最大7、8人だが、インドネシアでは40~50人が働く。
 丸亀製麺の海外店舗は現在10カ国・地域に58店舗だが、イスラム対応メニューが受け入れられたことで、今後のイスラム圏の他の国々への進出の道筋も見えてきた。