トヨタ自動車が3月中に「ヤリス」の現地生産を開始
トヨタ自動車は3月中に、インドネシア第2工場でハッチバック「ヤリス」(1500cc)を月2000台規模で現地生産を開始する。これまで多目的車(MPV)を中心に手掛けてきたが、2013年から現地生産モデルを矢継ぎ早に追加。今回のヤリスを加えることで、インドネシアで販売するトヨタブランドのうち9割が国産となる。NNAが報じた。
現地製造子会社トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インドネシア(TMMIN)が西ジャワ州カラワン県で運営する第2工場は13年3月に操業開始してからハッチバック「エティオス・ファルコ」、13年末から小型セダン「ヴィオス」を生産。今回のヤリスを加えた年産能力は12万台となる。
第1工場を合わせたTMMINの生産能力は2直定時で25万台に拡大する。ダイハツ工業の現地法人から調達する「LCGC(ローコスト・アンド・グリーンカー)」適合車「アギア」などを含めた同社の13年の販売台数は40万台を超えており、うち85%以上がインドネシアで生産されたモデルだった。現地法人の広報担当者は、将来的にはヤリスを輸出すると語っている。