ベトナム国家主席が辞任 任期途中で異例の交代

国営ベトナム通信によると、ベトナムのグエン・スアン・フック国家主席(68)は1月17日、共産党の会議で国家主席を辞任する意向を示し、承認された。党の最高指導部の政治局のメンバーからも退く。
新型コロナウイルス禍の中、不正疑惑が発覚。首相時代からフック氏を支えた2人の前副首相が今月初めに解任されるなど、多くの関係者が違法行為に手を染めて深刻な結果を招いていることで、同氏が指導者として事実上の引責辞任となったとみられる。