第一精工 シンガポール、中国、米国で生産増強
電気機器メーカーの第一精工(京都市伏見区)は8億円を投じ、シンガポールの北イーシュンとウッドランズの2工場でスマートフォン(多機能携帯電話)向けコネクター生産を強化する。年内に稼働させる。今回の投資により、パソコン向けのコネクター部品やハードディスクドライブ(HDD)関連の精密部品からスマホなど成長分野の製品向けに注力分野を移していく。このほか、中国・上海工場にも6億円の投資を行う。スマホ向け製品とともに、車載端末向けコネクター生産の増強を図り、米国アラバマ州工場に6億円を投じ、新棟を建設する。NNAが報じた。
同社は2014年12月期の連結売上高で前期比9%増の430億円を計画。スマホ向けコネクターは同14.8%増の120億円を見込んでいる。