BMW アジア太平洋地域の物流拠点をマレーシアに移す

BMW アジア太平洋地域の物流拠点をマレーシアに移す
 ドイツ高級車大手BMWは、8月にアジア太平洋地域の部品流通拠点をシンガポール北部のセンバワンからマレーシアのジョホール州に移す。BMWアジア・テクノロジー・センターの幹部がこのほど明らかにした。3月23日付ニュー・ストレーツ・タイムズが伝えた。
 この地域の新たな部品配送拠点となるのは、2004年にジョホール州タンジュンプルパス港(PTP)に開設した流通センター。立地の良さや、PTPが自由貿易特区であることを考慮し、これまでシンガポールが担ってきた地域拠点機能を移管することを決めた。
 PTPの流通センターは、アジア太平洋の22カ国・地域向けにBMWのセダン、スポーツ車、小型車ブランド「ミニ」の部品を配送する拠点。BMWが世界40カ所で展開する部品流通センターで上位5位以内に入る規模という。