J2札幌がインドネシアに熱い視線 収益増へ新戦略
企業の財務体質強化の一環として、インドネシアのサッカークラブとの連携強化に取り組むJ2コンサドーレ札幌。3月26日に正式契約したインドネシア代表経験もあるMFステファノ選手(24)の入団に伴って、コンサドーレの運営会社、北海道フットボールクラブ(HFC)に近く、約1000万円の利益が出る見通しで、早くも効果が出ている。北海道新聞が報じた。
HFCは約3100万円の債務超過を抱え、資金難に苦しんでいる。この解消策の一つとして位置付けているのが東南アジアの選手獲得とクラブとの業務提携だ。ステファノ選手の加入で、インドネシア国内での試合放送が見込まれ、実現すれば放映権料ほか、広告料収入などが期待される。HFC関係者によると、同国内での経済活動の拡大を目指す日本企業などから約2000万円の協賛金があり、獲得に要した経費を差し引いても約1000万円の利益が得られるという。