国際捕鯨裁判で日本敗訴 27年の調査捕鯨に終止符

国際捕鯨裁判で日本敗訴 27年の調査捕鯨に終止符
 オランダ・ハーグの国際司法裁判所は3月31日、日本が南極海で実施する調査捕鯨は国際法に反するとして、オーストラリアが中止を求めて起こした訴訟で、「日本の捕鯨は科学的調査が目的ではない」として、調査捕鯨の中止を命じる判決を下した。事前には、両者の主張の折衷判決が出るのではないかとの見方が強かった日本では、日本の完全敗訴に衝撃が広がっている。
 同裁判所は控訴のない一審制で、日本は判決に従うことを表明しており、1987年から27年間にわたり続けてきた調査捕鯨活動に終止符が打たれることになった。