2月の貿易収支は7.8億米㌦の黒字に回復 輸出入とも縮小
インドネシア中央統計局が発表した統計によると、2月の貿易収支は7億8530米㌦(約810億円)の黒字だった。輸出・入とも前年同月から縮小し、輸入が非石油ガスを中心に大きく落ち込んだ。新鉱業法の施行に伴う未加工鉱石の禁輸措置の影響で、4カ月ぶりの赤字となった1月から回復した。地元メディアが報じた。
2月の輸出額は前年同月比3%減で、2カ月連続で150億米㌦を割り込んだ。全体の8割超を占める非石油ガスは4%減少。上位10品目では電気機器、ゴム、ゴム製品、鉱物性燃料が2ケタ落ち込んだ。石油ガスは、ガスが19%増と好調だったため4%増加した。輸入額は1割減で、5カ月連続で前年同月を下回った。全体の7割強を占める非石油ガスが12%減少。上位10品目では自動車類とその部品、鉄鋼、鉄鋼製品、穀物、電気機器などが2ケタ減となった。石油ガスは5%減。その結果、収支は非石油ガスの黒字が2倍の15億8270万米㌦、石油ガスの赤字は10億7480万米㌦から7億9740万米㌦に縮小した。