IHIと丸紅がタイで400億円強のLNG輸入基地受注
IHIと丸紅はタイで液化天然ガス(LNG)の輸入基地を受注した。設計・機材調達・建設を請け負う。受注額は400億円強とみられる。タイ石油公社(PTT)子会社から韓国ポスコエンジニアリング・アンド・コンストラクションと共同受注した。バンコクから南東200㌔㍍のラヨン県の沿岸に16㌔㍑のLNGタンク2基と液体ガスを気体に変えるプラント、配管設備を建設する。タイのガス消費量の約15%に相当する年500万㌧をガス化するプラントで、2017年の完成を目指す。高い品質管理が求められるタンクなどはIHI相生工場(兵庫県相生市)で製造する。日本経済新聞が報じた。
タイなど東南アジアでは、自国で生産する天然ガスだけではエネルギー供給が追いつかず、LNGの輸入基地を新増設する動きが相次いでいる。