漫画家の弘兼さんが初めてジャカルタ訪問
代表作「島耕作」シリーズで知られる漫画家、弘兼憲史さん(65)がこのほど、取材などのためジャカルタを訪れた。弘兼さんはじゃかるた新聞によると、同紙とのインタビューの中で、「日本の技術は基礎よりも応用。工夫する力がある。心配り、気配りがができるような技術」とし、今後日本は「知財立国」を目指すべきだと話した。そのうえで、日本の漫画、アニメ、アイドル文化などのコンテンツ産業を世界に誇る武器として産業振興を図っていくべき-と強調した。
バリは観光で訪れたことがあるが、ジャカルタは初めてという弘兼さん。コーヒー店でもインドネシア語で話しかけられ、訪問した家庭でジャワ人に似ているといわれた-とのエピソードを明かし、「外見がこちらの方に馴染みが深いようで、とても親近感を持ちました」とのインドネシアの印象を語っている。近く、連載中の週刊漫画誌「モーニング」で、インドネシアを舞台に10話ほど描く予定という。