「政治の安定」などが魅力 在マレーシア日系企業
マレーシア日本人商工会議所(JACTIM)は5月2日、日本貿易振興機構(ジェトロ)クアラルンプール事務所と共同で行った「2013年度在マレーシア日系企業アンケート報告書」を発表した。これによると、マレーシアの投資先としての魅力については引き続き「政治の安定」を挙げた企業が67.6%に達した。ただ例年の7割超に比べると減少している。また、「労働者・国民の高い語学力」も65.8%と2番目に挙げられ、高い評価を得ている。NNAが報じた。
一方、労務政策・雇用環境での課題や問題として、「賃金の上昇」と答えた企業が67.3%に達し最も多かった。また、「相次ぐ政府のコストアップ」政策(47.8%)、「インフレ懸念」(45.4%)など、政府による石油製品や電力の実質的な価格引き上げを懸念する声も目立っている。