タイからの訪日旅行 価格競争激化で値下がり続く

タイからの訪日旅行 価格競争激化で値下がり続く

 2013年の短期査証(ビザ)免除後、タイ人の訪日旅行者数が順調に増える中、タイ国内で旅行各社による価格競争が激化、ツアー料金の値下がりが続いている。バンコクポストが報じた。タイ日旅行業協会(TJTA)のアネーク会長によると、ビザ免除前は4万バーツ(約12万6000円)以上だった訪日旅行のツアー料金が、チャーター便運行やLCC(格安航空会社)にタイ~日本便運航で、現在は3泊4日で2万バーツ前後まで値下がりしている。

 日本政府観光局(JNTO)によると、13年の訪日タイ人数は目標の40万人を大きく上回る45万3600人(前年比74%増)で過去最多を記録した。14年1~3月は前年同期比64%増の13万2600人。このうち3月は前年同月比58.5%増の7万1100人で、単月で過去最高だった。TJTAのアネーク会長は日本を訪れるタイ人観光客数について、今年は50万人を突破すると予測している。