南シナ海で中越の緊張続く「ベトナム船から衝突」

南シナ海で中越の緊張続く「ベトナム船から衝突」

 中国外務省は5月8日、南シナ海での石油掘削を巡り同国とベトナム海上警察の巡視船が衝突した問題について記者会見を開いた。国境・海洋事務局の易先良副局長は、「ベトナム側が故意に衝突してきた」と主張。掘削はすでに始まっているとし、「中国企業の正当な作業への妨害はやめるべきだ」とベトナム側に巡視船の撤収を要求した。また、中国が軍艦を展開したとのベトナム側の主張も否定した。双方の船は西沙諸島の周辺海域でにらみあったままとみられ、緊張が続いている。