鴻海精密鉱業1~3月期は50%増益 人員削減効果
電子機器の受託製造サービス(EMS)で世界最大手、台湾の鴻海精密鉱業は5月14日、2014年1~3月期決算を発表した。連結営業利益は前年同期比50%増の209億台湾㌦(約711億円)だった。人件費上昇で利益圧迫要因となっていた人員を主力工場の生産自動化に伴い、12年末に約150万人だった中国の従業員を13年末に約100万人に減らした効果が出た。
売上高は同9%増の8834億台湾㌦だった。前年同期は最大顧客の米アップルの成長が急減速したが、今期はスマートフォンなどの販売が堅調で、鴻海の受注も上向いたとみられる。地元メディアが報じた。