タイのプミポン国王が軍の実権掌握を正式承認
タイ国営メディアによると、プミポン国王は5月26日、プラユット陸軍司令官に対し、軍事クーデターで全権を掌握した「国家平和秩序評議会(NCPO)」の議長就任を正式に認める勅令を出した。国王が軍の実権掌握を正式に承認する形となる。NCPOは王室条項を除いて旧憲法を廃止している。今後は新憲法起草の「国民会議」、国内改革を進める「改革会議」を創設する方針だ。暫定政権も発足させる意向だ。
一方、地元メディアによると陸軍施設で身柄を拘束されていた反タクシン元首相派団体、人民民主改革委員会(PDRC)のステープ元副首相ら指導者11人が26日解放された。