急成長するアジアの変化の影響を探る 研究者がセミナー

急成長するアジアの変化の影響を探る 研究者がセミナー
 京都大学東南アジア研究所、インドネシア科学院(LIPI)、日本学術振興会(JSPS)が共催する国際学術セミナーが3月9日から12日までの4日間、中央ジャカルタのLIPIで開催され、日本、インドネシアをはじめとするアジア各国の研究者が東南アジアをフィールドにした研究内容を発表した。
 成長著しい新興国が集まるアジア全域の政治社会的、経済的変化が、東南アジアの各都市にどのような影響を及ぼしているかを探るもの。参加者の研究対象地域はジャカルタ、バンコク、マニラのインドネシア、タイ、フィリピンの各国首都のほか、カリマンタン島、タイ南部などアブラヤシ農園地帯、国境地帯など広範囲にわたった。ジャカルタの政治に関するセッションはじめ、近代政治の背景、人種、宗教問題、ジャカルタ首都圏のプレマン(マフィア)などについて、多面的な討議が行われた。