食材の価格高騰が食卓を直撃 販売業者も悲鳴

食材の価格高騰が食卓を直撃  販売業者も悲鳴
 悪天候などでいまジャカルタで、ニンニク、バワン・メラ(小さい赤タマネギ)、トウガラシなどインドネシア料理に欠かせない食材の価格高騰が続き、2倍以上に跳ね上がった仕入れ値に販売業者は悲鳴をあげ、主婦も購入量をを減らすなど、家計のやりくりに苦慮している。
 西ジャカルタの伝統市場、パサール・パルメラではパワン・メラやニンニクが2倍以上に跳ね上がっているほか、西ジャワ州ブカシのチキトゥン青果市場でもニンニク、パワン・メラ、トウガラシの仕入れ値が2倍に値上がりしているという。これに伴い、販売業者は売値を上げるため、客数は減少している。安価な輸入品もあるが、所得水準の向上に伴い、少し高くても品質の良い国産品を買い求める客は多く、今は早く元の水準に戻ってほしい-が主婦層の本音。
 政府も食料価格の抑制に頭をいためている。西ジャワ州デポックの市長は、自宅での栽培を呼びかけたが、反応は鈍いという。