住友商事 シンガポールのAWCG社へ出資参画
住友商事は6月26日、シンガポールで日本ブランドを集めたセレクトショップ「Jrunway(ジェイランウェイ)」を運営するAWCG社に出資し、日本ブランドのアジア展開を支援すると発表した。
近く「JRunway」で扱う商品を中心に電子商取引(EC)サイトを立ち上げ、今秋にも他の日本ブランド商品も展開する。また、インドネシアやタイ、ベトナムなどにも店舗を出店し相乗効果を図る。住友商事は今回2億2000万円を出資し47.4%の株主となった。ネット上のモールと実店舗のプラットフォームを日本企業に提供することで、東南アジア諸国連合(ASEAN)進出を支援し、5年後に売上高150億円を目標とする。
AWCGは「日本のファッションを世界へ」をスローガンに、アパレルウェブ(東京都中央区)などが2011年に設立し、シンガポールの中心地オーチャード地区のショッピングモール「プラザ・シンガプーラ」の1階に12年10月、セレクトショップ「JRunway」をオープン。原宿などの日本のカルチャーを体感できるストアーとして現地で高い評価を受けており、Facebookページの「いいね」は26万人を突破、累計買上客数は5万人を超え、口コミでも人気になっている。