繊維産業に打撃 電力引き上げ,ルピア安が経営圧迫か
インドネシアの繊維産業に、5月から実施された産業向けの電気料金引き上げや、ルピア安などによる経営圧迫の影響が出始めた。ロダ・フィファテックスは7月3日、従業員の5割以上を段階的に解雇すると発表。同日、インドネシア証券取引所(IDX)で開示した資料によると、生産量を最大15%まで引き下げるほか、最悪の場合には生産停止する可能性もあるとも表明している。
大幅な人員削減と減産の理由について①5月から実施された大幅な電力料金の引き上げ②ルピア安の進行で、米ドル建てで調達している原材料のコストがかさんでいる③事業の見通しが不透明④国内需要が落ち込んでいる-などを挙げている。