香港政府 ASEAN10カ国とFTA交渉開始

香港政府 ASEAN10カ国とFTA交渉開始

 香港政府は7月11日、東南アジア諸国連合(ASEAN)との自由貿易協定(FTA)交渉を始めたと発表した。10、11日の2日間、ASEAN10カ国の代表が香港を訪れ、第1回目の会合を開いた。香港政府の蘇商務・経済発展局長は「ASEANは香港の重要な貿易相手先であり、FTA締結は双方の経済発展を促す。同時に香港の域内貿易ハブとしての地位や、ASEANと中国本土の貿易、投資の架け橋という役割をさらに強化できる」と話した。

 交渉の柱は関税の撤廃・引き下げ、原産地規制、投資の開放・促進・保護-などで、同政府は2016年の締結を目指し、交渉を進めるとみられている。地元メディアなどが報じた。