混乱回避へ国家放送委が大統領選開票速報の自粛要請
インドネシアの国家放送委員会(KPI)のユダリクサワン長官は7月11日、すべてのテレビ放送局に対し大統領選開票速報の自粛を要請した。これは、様々な放送局が異なった開票速報を放送することは社会に混乱を招くことになるとの判断からだ。そのため、総選挙委員会(KPU)の発表(7月22日の予定)を待たずに、結果が確定したかのような報道は慎むべきだ-と語っている。
同長官は、今後も速報を放送する局には罰則が科される可能性があるとし、最悪の場合、通信情報省と協議して、「放送局のライセンス剥奪もあり得る」としている。
ジョコ・ウィドド、プラボウォ・スビアント両陣営いずれも放送局を持っており、各々が自陣営の勝利を放映。また、他の放送局の開票速報にもバラツキがみられる。