インドネシア産”次世代うなぎ”輸入が活発化
シラスウナギのここ数年来の深刻な不漁で価格が高騰、手軽に味を楽しむのが難しくなりつつあるウナギ。老舗の鰻屋が閉店を余儀なくされ、2月には環境省がニホンウナギを絶滅危惧種に指定し保護に乗り出している。
こうした中、いま話題になりつつあるのが”次世代うなぎ”だ。ニホンウナギとは品種が異なるインドネシアやフィリピン産のウナギで、ニホンウナギのいわば代用品として、サンプル輸入が活発化しているものだ。試食では「味はいい」と好評価を得て、輸入品にまずは及第点を与える声がある一方で、これが”ニホンウナギ”と称して販売される可能性があると危惧する意見もある。ニホンウナギとはサイズや形が微妙に違うが、調理法や焼き方などで工夫すればするほど、また別の悩みも出てきそうだが、果たしてインドネシア産ウナギの輸入は定着、本格化するのか。