火種残るも内紛の2協会がサッカー界統合で合意
インドネシア・サッカー協会(PSSI)は3月17日、中央ジャカルタのボロブドゥール・ホテルで開かれた臨時総会で、ロイ・スルヨ青年スポーツ担当国務相、国際サッカー連盟(FIFA)の代表者などが立ち合い、対立するインドネシア・サッカー救済委員会(KPSI)同席の下、KPSIがPSSIに合流する形での協会統合と、2014年シーズンからのリーグ統合に合意した。会長はPSSIのジョハル・アリフィン氏が続投し、副会長にはKPSIのラ・ニャラ・マッタリッティ会長が就任する。
ただ、PSSIの6人の執行委員が途中退席するなど、”雪解け”には程遠く、いぜんとして対立の火種は残り、両陣営の対立が根深いことを印象付けた。同国サッカー協会は、協会幹部の権力闘争を背景に2011年に分裂、インドネシア・スーパー・リーグ(ISL)とインドネシア・プレミア・リーグ(LPI)という二つのプロリーグが並立する異常事態になっていた。