インドネシア銅輸出再開へ 米鉱業大手が政府と合意

インドネシア銅輸出再開へ 米鉱業大手が政府と合意

 米鉱業大手フリーポート・マクモラン・カッパー・アンド・ゴールドの幹部は7月25日、インドネシア政府と銅輸出を巡る対立の解決に向け、覚書に署名したと明らかにした。6カ月にわたり停止している銅精鉱の輸出再開に道を開くとみられる。

 合意の一環として、インドネシアはフリーポートへの銅精鉱の輸出税率を25%から7.5%に引き下げた。製錬所建設の保証金支払いで、同社が合意したことを受けたもの。フリーポートは近くインドネシア政府から輸出再開の認可を得る見通しで、今年下期に75万6000㌧の銅精鉱を輸出すると予想している。ロイター通信が報じた。