EPAで来日したインドネシア人らの合格率9.6%に低下
厚生労働省は3月25日、2012年度の看護師国家試験で、経済連携協定(EPA)で来日したインドネシア人とフィリピン人の候補者の合格率が前年度から1.7ポイント低下し9.6%だったと発表した。外国人候補者は311人が受験し、30人が合格した。日本人を含む全体の合格率は前年度に比べ1.3ポイント低下し88.8%だった。外国人候補者には今回から試験時間を1.3倍に延長し、問題文のすべての漢字に振り仮名をつける特例措置を設けたが、効果はあまりみられなかった。合格率が低下した点について、厚労省では試験自体が前年よりも難しかったことが要因としている。