日立がシンガポール政府と実証 排熱を空調動力に

日立がシンガポール政府と実証 排熱を空調動力に

 日立製作所は8月26日、シンガポール科学技術研究庁とビルの余剰排熱を活用した省エネルギーシステムを構築し、実証運用を始めたと発表した。発電機の余剰排熱を空調設備の動力源に使う。ビル全体のエネルギー効率が52%向上するという。2015年度中に実用化してアジアのビルや工事の環境対策として売り込む。科学技術研究庁傘下の電力グリッド研究センター(EPGC)と「熱電協調制御システム」を構築した。