北朝鮮の拉致再調査報告「いつでも可」宋日昊大使
北朝鮮の宋日昊(ソンイルホ)朝日国交正常化交渉担当大使は9月9日、平壌市内で共同通信と会見し、拉致被害者の安否を含めた日本人に関する再調査の状況について、7月に設置した特別調査委員会が、「特定分野に限らずすべてを同時並行的に、科学的・客観的な調査活動を誠実に展開している」と説明。日本側への最初の結果報告が「いつでもできる状況にある」との認識を示した。伝達方法として日本側が訪朝し、北朝鮮の担当者から直接説明を受ける方法が「最も都合がよく、簡単だ」との見解を示した。また、結果報告を踏まえ、日本側による新たな制裁解除を期待していることも明らかにした。