政府が国鉄にエコノミー列車の廃止延期を要請

政府が国鉄にエコノミー列車の廃止延期を要請
 地元紙によると、運輸省鉄道総局長は3月26日、国鉄が6月までに一律2000ルピアのエコノミー列車を廃止し、一律8000ルピアのエアコン付き車両を運行すると発表したことに対し、「廃止決定に異存はない」と前置きしたうえで、実施延期を求めたと明らかにした。国鉄は電子チケット導入を今年6~7月をめどに予定しており、導入まではエアコンなしのエコノミー列車を運行し、その間、経済的に恵まれない市民が利用可能な補助金制度の周知を徹底すべきだとの意向を示している。
 国鉄のエコノミー列車廃止の発表に対し、鉄道通勤者らが25日、西ジャワ州ブカシで線路を占拠し、廃止計画に抗議する動きが出ている。ただ、国鉄は政府が廃止延期の方針を決定した場合、それに従うとの意向を示し、その際は文書での正式要請を求めるとしている。