日産 エコカー政策対応車に「ダットサン」追加
日産自動車は2015年にもインドネシアでエコカー政策に対応したラインアップを現在の2車種から3車種に増やす。新興国専用ブランド「ダットサン」として1車種追加する。政府の後押しで成長が期待されるエコカー市場で販売を拡大し、日産の同国販売におけるエコカー政策対応車の比率を4割まで引き上げる。16年までに同国でのシェアを、13年の約5%から15%に高め、トヨタ自動車などシェア上位組との差を詰める。
インドネシアにおけるLCGC(ローコスト・アンド・グリーンカー)政策適合車は、日産ブランドではなく、ダットサンブランドとして展開する方針。このうち第1号のLCGC適合車として多目的車(MPV)「GO+(プラス)パンチャー」を5月に販売し、640台を販売した。次いで小型車ハッチバック「GOパンチャ」を9月18日に販売開始、主力車種の「グランドリヴィナ」などの日産ブランド車を合わせて14年は9万台以上の販売目標を掲げている。日刊工業新聞が報じた。