アジア開発銀行 東南アジア4.6%成長に下方修正
アジア開発銀行(ADB)は9月25日発表した「2014年アジア経済見通し改訂版」で、今年の東南アジア諸国連合(ASEAN)域内の経済成長率見通しを4.6%とし、7月時点の4.7%から下方修正した。日本など先進国を除くアジア太平洋45カ国・地域の成長率は6.2%に据え置いた。ASEAN地域の下方修正の理由について、ADBはインドネシアでの商品輸出価格の低迷やタイの政治混乱、フィリピンの政府支出の減速などを挙げている。これらの要因により、15年の成長率予想も5.4%から5.3%に引き下げた。