インドネシアで広がる「イスラム国」への組織的勧誘の波

インドネシアで広がる「イスラム国」への組織的勧誘の波

イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」に、世界中の若者らの流入が話題になる中、インドネシアでもイスラム国への忠誠を誓う勢力が誕生し、若者を勧誘しつつある。昨年インドネシアで発足したイスラム過激派組織「ファクシ」が発信するSNSの様々な情報・メッセージに駆り立てられ、影響を受け、あるいは感化される若者は少なくないようだ。

イスラム国に流入したインドネシアの若者は、60人とも200人ともいわれる。彼らはどこに引かれるのか。欧州では社会への不満が疎外感から活動に入り、洗脳されていく若者も多いと指摘されている。インドネシアをはじめとする東南アジアのイスラム圏に、着実に忍び寄るイスラム国の”影”。果たしてこれを阻止する手立てはあるのか?

イスラム国の構成員は今や最大3万1500人とされ、国連安保理は9月24日、外国人戦闘員の流入を阻止する決議を採決した。各国で活動するイスラムの過激派が、イスラム国と連携する動きもあるという。