ムスリム観光客受け入れへ日本アセアンセンターがウェブで案内
東南アジア諸国連合(ASEAN)貿易投資観光促進センター(日本アセアンセンター)は4月1日、ASEANから日本を訪れるムスリム観光客の受け入れ態勢整備を目的に、ホームページで旅行会社や飲食店など観光業関係者や地方自治体担当者向けに、基礎的なイスラムの知識から団体客のもてなし事例まで実用的な情報を掲載、案内サービスを始めた。
内容は「イスラム教とムスリム」についての基礎的な知識に加え、実際にどのような点をムスリムが気にかけるかを観光客の声として紹介。「ムスリムおもてなし5カ条」では、ムスリムに接客する際の5つの主な注意点を挙げ掲載。ムスリム観光客受け入れでとくに重要な食事・お祈り・接客はそれぞれ独立した項目を設けて詳しく紹介している。
インドネシアやマレーシアなどムスリム人口の多い国からの観光客増加が見込まれる中、同センターでは自治体でのセミナーと合わせて、ムスリムへの理解を促す活動に注力していく考え。