補助金削減へ新燃料導入の新政策を検討 財政赤字改善策で

補助金削減へ新燃料導入の新政策を検討 財政赤字改善策で
 インドネシア政府は財政を圧迫する燃料補助金削減のため、新燃料「プレミックス」を導入。私用車の補助金付き燃料「プレミウム」利用を禁止することで実質的な値上げに結び付け、消費を補助金のないこの「プレミックス」に移行させ、最終的な補助金削減につなげたい考えだ。
 新燃料「プレミックス」はオクタン価を90と設定し、販売価格は7000ルピア前後を想定。既存の補助金付き燃料「プレミウム」のオクタン価は88で1㍑4500ルピア、補助金対象外の高級燃料「プルタマックス」のオクタン価は92で同1万ルピア前後だ。つまり、既存燃料の中間価格帯の燃料を新たに投入するとの新政策を打ち出すことで、財政赤字の拡大を食い止めるのが狙いで、政府は策定を急いでいる。