三井物産出資の4G運営企業 15年利用者4倍見込む
三井物産が20%出資するインドネシアの通信会社インテルヌックスは、第4世代(4G)回線サービス「ボルト」の利用者数を、15年までに現行から約4倍の300万人に引き上げる目標を掲げている。通信基地局(BTS)の増設で、首都圏を中心にサービス地域を広げることで達成する考えだ。ジャカルタ・グローブが報じた。
BTSは15年末までに4000基を追加する予定。現在の首都圏とバンテン州に2500基を置いており、14年末までに3600基に増やし、首都圏全体でサービスの利用を可能とする。バンテン州では西端のアニャールまで、西ジャワ州ではボゴールなどでのサービスを強化していく方針だ。
インテルヌックスのディッキー社長によると、4G利用者を14年末までに100万人の大台に乗せ、15年に200万人台に増やすとし、現在サービスを提供している首都圏の人口が2700万人と多いため、通信インフラの向上で300万人は達成できると見込む。