エンジン噴射管の臼井国際産業 インドネシア工場完成

エンジン噴射管の臼井国際産業 インドネシア工場完成
 臼井国際産業(静岡県駿東郡清水町)はこのほど、インドネシアで2012年に設立し、建設を進めていた新会社PT USUI INTERNATIONAL INDONESIA において、同工場の完成式典を執り行ったことを明らかにした。同工場ではディーゼルエンジン用燃料噴射管、エンジンクーリングファン、ファンドライブ、ブレーキパイプなどを生産する予定。
 また、4月9~11日の3日間、東京ビッグサイトで開催される『SEA JAPAN2014』に出展することを発表した。同展はUBNジャパンの主催で、国土交通省、一般社団法人日本船主協会、日本貿易振興機構(ジェトロ)など8団体の後援で開かれる。
 臼井国際産業は、1998年から量産しているコモンレール式ディーゼルエンジンの燃料噴射管では、世界シェアの過半数を占めているという。

GM,フォードのインド現地法人の累積損計450億ルピー

GM,フォードのインド現地法人の累積損計450億ルピー
 米国のゼネラル・モーターズ(GM)とフォードのインド法人の累積損失が2012/13年度(12年4月~13年3月)末時点で計約450億ルピー(約750億円)に達していたことが分かった。フィナンシャル・エクスプレス(電子版)が伝えた。
 累積損失の内訳はGMが274億ルピー、フォードが176億4000万ルピー。このうち12/13年度の損失は、GMが114億2000万ルピー、フォードが42億ルピーだった。
 これらとは対照的に、インド乗用車市場で計65%のシェアを握るマヒンドラとマルチ、HMILは、12/13年度に揃って増益を確保。マヒンドラの利益は前年比16.5%増の335億3000万ルピーを計上している。

LCGCの2014年度販売目標は主要4車種で18万台

LCGCの2014年度販売目標は主要4車種で18万台
 インドネシア自動車製造業者協会(ガイキンド)によると、2014年度の「ローコスト・アンド・グリーンカー(LCGC)」の販売目標は、主要車種全体で18万台の見込みだ。この数値はLCGC適合の日系企業の主要4車種(トヨタ「アギア」、ダイハツ「アイラ」、ホンダ「Brio Satya」、スズキ「Karimun WagonR」)の2013年度月間販売実績(約1万3000~1万5000台)に基づき算出したものという。
 ガイキンドはLCGCの購入者の20~30%は、バイクから自動車へ乗り換える初めての自動車購入者で、残りの購入者はセカンドカーもしくは今の自動車の買い替えと説明している。

アストラ・ホンダの新工場は6月に稼働開始

アストラ・ホンダの新工場は6月に稼働開始
 PT Astra Honda Motor(AHM)は、2014年第2四半期末までに、二輪車の第4工場を稼働させる見込みだ。現在、AHMの年産能力は450万台で、今回の年産能力110万台の第4工場の稼働により、同社の合計年産能力は560万台となる。AHMは第4工場ではスクーターのみを生産する予定。ホンダの2013年スクーター販売台数は二輪市場全体の約44.1%に達している。ビスニスが報じた。

52万円~ 日産がインドで「ダットサン」第1弾発売

52万円~ 日産がインドで「ダットサン」第1弾発売
 日産自動車は3月19日、新興国向けブランド「ダットサン」の第1弾「GO」をインドで同日発売したと発表した。量販車種「D」、中間車種「A」、上位車種「T」の三車種を揃え、デリーでの価格は31万2270ルピー(約52万円)~36万9999ルピーに設定。5人乗りハッチバックで、エンジン排気量は1200cc。このクラスの車種として大幅に価格を抑えた。100社を超える地場サプライヤーから部品を調達することで、この低価格を実現した。
 日産はGOをインドで世界に先駆けて発売。インド国内120以上の店舗で販売する計画だ。インド南部タミルナド州チェンナイ近郊に位置するオラガダム工業団地のルノー・日産連合工場で生産する。

商船三井ロジスティクス 国際トラック一環輸送を強化

商船三井ロジスティクス 国際トラック一環輸送を強化
 商船三井ロジスティクスのタイ現地法人MOLロジスティクス・タイランドはこのほど、タイを中心とした東南アジア諸国連合(ASEAN)域内でのトラックによるクロスボーダー一貫輸送サービスを強化、3月から本格的に営業を始めた。
 MOLタイランドはこれまで、タイとマレーシア、カンボジア、ラオス、ミャンマー間のクロスボーダー・トラック一貫輸送を単発的に手掛けてきたが、需要増大を受けて2013年11月、クロスボーダー輸送の専門部署となる「クロスボーダー&コンタクト・ロジスティクス部門」を設立。サービスメニューを拡充・強化し、3月から本格営業を開始している。2015年末のASEAN経済共同体(AEC)発足を控え、部品産業などではタイをマザー工場とし、ミャンマー・カンボジア・ラオスなどに分工場を設けて労働集約工程を分散する動きが出ている。そうした動きに対応する部品輸送需要などを取り込む。NNAが報じた。
 商船三井ロジスティクスはASEANではタイ、ベトナム、マレーシア、フィリピン、シンガポール、インドネシア、カンボジアに現地法人、ミャンマーに営業拠点を設けている。

心拍計付きスマーホは医療機器対象外に 韓国が改定

心拍計付きスマーホは医療機器対象外に 韓国が改定
 韓国の食品医薬品安全処はこのほど、「医療機器品目および品目別等級に関する規定」告知改正案を行政予告した。これにより、これまで心拍数などを表示する製品はすべて医療機器として管理されてきたが、運動・レジャーに用いられる機器に装着された心拍計は、医療機器とは見なさないことになった。
 毎日経済新聞によると、心拍センサーが内蔵されたサムスン電子のスマートフォン(多機能携帯電話)「ギャラクシーSS」とフィットネス向けウェアラブル端末「Gear Fit」は医療機器でなくなるため、予定通り4月に発売されるとみられる。NNAが報じた。
 酸素飽和度や血糖の測定など融合型のモバイルヘルス機器に対する規制は従来のままだ。ヘルスケアはモバイルやビッグデータ、モノのインターネットなどと融合することで大幅な成長が期待される分野のため、規制そのものの見直しを求める声も上がっている。 

インドのトヨタ 2工場一時閉鎖で2000台の生産ロス

インドのトヨタ 2工場一時閉鎖で2000台の生産ロス
 インドの自動車大手トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)は3月17日、労使交渉の難航による工場の一時閉鎖で、すでに2000台の生産ロスが発生していることを明らかにした。同社は賃金交渉が物別れに終わったことを理由に同日、南部カルナタカ州バンガロール郊外の2工場の生産を停止し、従業員を敷地内から締め出す「ロックアウト」の措置を講じたと発表していた。ビジネス・ライン(電子版)が17日報じた。

増設計画相次ぎ2020年までに石油化学製品は自給化か

増設計画相次ぎ2020年までに石油化学製品は自給化か
 インドネシア・アロマ・オレフィン・プラスチック協会(イナプラス)によると、今後3~5年で石油化学製品プラントへの投資が相次ぎ、生産能力は現在の年産390万㌧から3~4割増える見通しだ。その結果、2020年までには石油化学製品の自給化が達成できると見込まれている。ジャカルタポストなどが報じた。
 同協会によると、2014年は5つの工場拡張と7つの新規工場の着工が予定されている。うち国営石油・ガスのプルタミナは3つの製油所を建設する。12のプロジェクトの投資額の合計は390億㌦に上るという。現在、国内の石油化学製品の需要は年430万㌧で、マレーシアやシンガポール、タイ、中国などから輸入している製品が多く、輸入総額は80億㌦に上る。

台湾日通国際物流の新倉庫が完成 国際物流の要に

台湾日通国際物流の新倉庫が完成 国際物流の要に
 台湾日通国際物流は3月17日、域内で7カ所目となる物流倉庫「NEXT倉庫」(桃園県桃園市)の落成式典を行った。NEXT倉庫は地上4階建てで、延床面積は8260坪。台湾桃園国際空港と基隆港、台北港(新北市)のほか、高速道路のインターチェンジにも近いという好立地のため、域内外の物流に最適な拠点と位置付け、国際・域内の物流サービスの品質と効率の向上を目指す。NNAが報じた。