富士フイルム 豪再生医療ベンチャーCynata社へ出資
富士フイルムはこのほど、オーストラリアの再生医療ベンチャーCynata Therapeutics Limited(サイナータ・セラピューティクス、以下Cynata社)に300万米㌦を出資することで基本合意した。今後、契約の締結を経て、Cynata社の第三者割当増資を引き受け、同社が発行する全株式の10%強を保有する見込み。
Cynata社はiPS細胞に関するトップレベルの技術を保有するウィスコンシン大学より分化誘導技術のライセンスを受けた会社で、すでにiPS細胞由来間葉系幹細胞を効率的に大量生産できる技術を確立している。
富士フイルムは、同社への出資などを通じて技術・ノウハウを取得し、自社の再生医療製品の研究開発を加速させる。