川崎汽船 4/27からアジア域内新フィーダーサービス

川崎汽船 4/27からアジア域内新フィーダーサービス

川崎汽船は4月7日、4月27日から新たな中国~海峡地サービスを開始すると発表した。また、1月12日からシンガポール~バングラデシュ間で週3便の頻度でシャトルサービスを開始したことも併せて明らかにした。成長を続ける東南アジアのを中心としたフィーダーサービスを構築し、充実したネットワークと安定したスケジュールで多様化する顧客企業の輸送需要に応える。

4月27日から開始するのは青島~寧波~レムチャバン~シンガポール~ポートケラン~レムチャバン~厦門~青島で、週1便。1月12日から開始しているのは週3便で、火曜便はシンガポール~チッタゴン~シンガポール、木・土曜日便はシンガポール~ポートケラン~チッタゴン~シンガポール。

堀場製作所 上海にエンジニアリングセンター新設

堀場製作所 上海にエンジニアリングセンター新設

堀場製作所(京都市南区)は4月6日、中国国内向けの製品を製造する上海工場内にエンジン排ガス測定装置および自動車試験装置の営業・技術部隊を集約した「エンジニアリングセンター」を新設すると発表した。中国の自動車産業の成長とともに、多様化する計測機器の仕様や自動車試験の新規需要に対応するため。これにより、同社が世界規模で推進するエンジン排ガス計測装置および自動車試験装置を融合させた、総合提案型のビジネスモデル”ターンキービジネス”を強化することで、中国の自動車計測事業の市場シェアの拡大を目指す。

川崎重工 マレーシアから20MW発電設備2台受注

川崎重工 マレーシアから20MW発電設備2台受注

川崎重工業は4月7日、カワサキ・ガスタービン・アジア社を通じて、ガスマレーシアエネルギーアドバンス社より20MW(㍋㍗)級ガスタービン発電設備2台を受注したと発表した。受注額は非公表。今回受注した設備は「L20A」を搭載する天然ガス焚きのガスタービン発電設備「GPB180D」2台で、ガスマレーシアエネルギーアドバンス社が東レのマレーシアのグループ会社(トーレ・インダストリー、ペンファイバー、ペンファブリック、トーレプラスチックなど)向けに行うエネルギーサービスに使われる。運用開始は2016年中ごろを予定。

NEC インターポール犯罪捜査センター中核システム納入

NEC インターポール犯罪捜査センター中核システム納入

NECは4月8日、国際刑事警察機構(本部フランスリヨン市)がシンガポールに開設したThe INTERPOL Global Complex for Innovation(IGCI)の中に設置された「インターポール・デジタル犯罪捜査支援センター」に中核システムの納入を完了した。同センターは4月中にフル稼働の予定。

同センターはIGCIの原動力となる施設で、サイバー犯罪の捜査支援、デジタル犯罪やデジタルセキュリティの研究など、各国当局に必要な様々な領域に及んでいる。NECはインターポール新施設の立ち上げに向け、デジタル犯罪捜査のために様々なシステムや要員を提供する。なおNECは4月14~16日、シンガポールで開催される「INTERPOL World 2015」に幅広い分野の先進のサイバーセキュリティ・ソリューションおよび最新のパブリックセーフティ・ソリューションを展示する。

エスぺック タイ・アマタナコーン工業団地に新会社

エスぺック タイ・アマタナコーン工業団地に新会社

環境試験器をはじめとする装置事業を手掛けるエスぺック(大阪市北区)は4月1日、タイ・チョンブリ県のアマタナコーン工業団地で、新会社「エスぺック エンジニアリング(タイ)」を設立し、「ASEANテクニカルサポートセンター」を開設したと発表した。新会社は7月に稼働予定で、ASEAN諸国に進出している日系企業に対する技術サポートを強化する。アマタナコーン工業団地は首都バンコクの東側に位置し、約650社の企業が入居している。そのうち66%が日系企業で、その33%が自動車関連メーカー。

フォーバルとブレインワークスが業務提携

フォーバルとブレインワークスが業務提携

企業経営のコンサルタント集団、フォーバル(東京都渋谷区)は4月7日、中小企業の経営支援を行っているブレインワークス(本店・神戸市)との間で、ブレインワークスの顧客企業の海外進出支援を目的とする業務提携を4月1日締結したと発表した。ASEAN諸国への海外進出を検討しているブレインワークスの顧客企業に対して、フォーバルが専門的な海外進出コンサルティングなどを行う。

「進出前」ではマーケット調査、レンタルオフィスの提供、現地法人設立&ライセンス取得代行など、「進出後」はバックオフィス業務のサポートからネットワーク環境のITサポート、取引先開拓&セールスサポート、現地スタッフの採用等などを行う。

日立キャピタルがインドリース大手と業務提携

日立キャピタルがインドリース大手と業務提携

日立キャピタルは4月7日、インドリース大手Srei Equipment Finance Pvt. Ltd.(SEFL社)とともに、金融サービスに関し業務提携したと発表した。SEFL社はインド金融大手のSrei Infrastructure Finance Ltd(SREI社)グループと、BNPパリバグループのジョイントベンチャーとして2008年に設立。88支店、3万社以上の顧客基盤、200社以上の提携販売会社などのネットワークを保有。建設機器、情報機器、農業機械などのファイナンスを扱っている。

日立キャピタルは今回の業務提携により、インド市場に精通したパートナー企業グループのノウハウを活用し、日立グループを中心とした日系企業に対し、リースやファクタリングなどの金融サービスを提供する。インド地域における成長機会の取り込みで事業ノウハウ蓄積を目指す。

 

キューピー タイでカット野菜3割増産 中間需要取り込む

キューピー タイでカット野菜3割増産 中間層需要取り込む

キューピーはタイで業務用カット野菜を増産する。ラチャプリー県の工場で2015年11月期の年産ベースを、前期比3割増の約3000㌧に高め、バンコク中心部以外の外食店などへも配送する。中国で家庭用の生産販売も検討中で、広がるアジアの中間層の需要を取り込むのが狙い。今期はカット野菜などのアジアの売上高で前期比3割増の230億円を目指している。

インド・ラジャスタン州で第2の日本用工業団地販売

インド・ラジャスタン州で第2の日本用工業団地販売

インド北西部ラジャスタン州のヴァスンタラ・ラジェ州首相は4月7日、同州で2カ所目のの日本企業専用工業団地の販売を始めたことを明らかにした。同団地は500㌈(1㌈は約4000平方㍍)以上の規模で、自動車や電機、セラミックス関連の製造業を主な対象にしている。福島県郡山市アムリタホールディングスが進出第1号に決まっており、より多くの日本企業に来てほしい–とアピールした。同州にはすでに200人の日本人が住み、日本食店やホテルなど生活環境も整っているという。また、同州首相は11月に同州で開催される予定のグローバル投資サミットへの日本企業の参加も呼び掛けた。

旭硝子 タイでLow-E膜塗装ガラスの生産能力50%増

旭硝子 タイでLow-E膜塗装ガラスの生産能力50%増

旭硝子は4月7日、タイで遮光性能を高めるLow-E(低放射)膜をコーティングしたガラスの生産能力を50%増強すると発表した。東南アジアでで冷房効率を高めて使用エネルギー量削減につながるLow-E膜をコーティングしたガラスの需要が増えていることに対応する。併せて現行品よりも高性能な製品をつくることができる新設備を導入する。設備投資額は約10億円。AGCフラットガラス・タイランド(AFT)のサムットプラカン工場で生産体制を強化する。2016年1~3月期に生産開始する予定。