仙台牛 2月からタイに本格輸出 仙台食肉卸企業ら
宮城県産の高級牛肉、仙台牛のタイ向け輸出が2月から本格化する。仙台市食肉市場を運営する仙台中央食肉卸売市場(仙台市)などの卸売企業が、バンコクイの日本食レストラン向けに輸出。他の現地飲食店への販路も開拓する。仙台牛は東日本大震災の影響で輸出が止まっていたが、タイ向けの輸出を機に巻き返しを目指す。仙台市も牛肉の調達や輸出を支援する。日経MJが報じた。
仙台牛 2月からタイに本格輸出 仙台食肉卸企業ら
宮城県産の高級牛肉、仙台牛のタイ向け輸出が2月から本格化する。仙台市食肉市場を運営する仙台中央食肉卸売市場(仙台市)などの卸売企業が、バンコクイの日本食レストラン向けに輸出。他の現地飲食店への販路も開拓する。仙台牛は東日本大震災の影響で輸出が止まっていたが、タイ向けの輸出を機に巻き返しを目指す。仙台市も牛肉の調達や輸出を支援する。日経MJが報じた。
日立物流 インドネシア・スラバヤで物流拠点稼働
日立物流はインドネシア東ジャワ州のスラバヤ近郊に「東ジャワ物流センター」を開設し、稼働した。敷地面積は約7万4000平方㍍、延べ床面積は約2万5000平方㍍で、主に日用品などの保管や配送を手掛ける。スラバヤ市はタンジュン・ぺラク港やジュアンダ国際空港など交通の要衝へのアクセスに優れ、東部の物流を担う中核都市となっている。
シナルマス証券 日系上場支援で宝印刷と業務提携
インドネシア大手財閥シナルマス・グループ傘下のシナルマス証券は2月4日、宝印刷と業務提携したと発表した。インドネシアで株式上場をめざす日系企業にシナルマス証券が幹事社を務め、宝印刷が関連書類を作成する。
インドネシア医薬品市場20年に100兆ルピア超市場へ
世界で市場調査を行うビジネス・モニター・インターナショナルによると、インドネシアの医薬品市場の規模は2014年は54.61兆ルピアで15年は62.65兆ルピア、16年は69.07兆ルピア、17年は76.15 兆ルピア、18年は83.95兆ルピア、19年は92.56兆ルピアと長期的な成長を続け、20年には102.05兆ルピアになる見通しだ。一方、化学・医薬品分野への投資額の推移は外資が7.9億㌦(10年)、5.1兆㌦(12年)、8.9兆㌦(13年)と順調に増加している。ビスニス・インドネシアが報じた。
関西ペイント ミャンマーとスリランカで塗料事業合弁
関西ペイント(大阪市)は2月4日、ミャンマーとスリランカでそれぞれ合弁会社を設立し、塗料製造・販売事業を展開すると発表した。ミャンマーでは同社のマレーシアの子会社とともに、Hnin Tha Zin Oo Co.,Ltd.(HTZU社)と合弁会社を設立する。新会社設立は2015年春で、同年末稼働予定建築・工業用塗料製造・販売する。所在地はヤンゴン市Shwe Pyi Taw 工業団地。資本金は1500万米㌦(約18億円)で、出資比率は関西ペイントグループ51%、HTZO49%。2020年度売上高2000万米㌦(約24億円)を目指す。
スリランカでは同社の子会社Kansai Nerolac Paints Limited(インド、KNP社)がCapital Holdings Maharaja Pvt Ltd(CHM社)と合弁会社を設立する。操業開始は15年末の予定。資本金は6億5000万スリランカルピー(約6億円)で、出資比率はKNP60%、CHM40%。2020年度売上高15億円を見込む。
NEC インドネシア・イオンモールに電子マネー提供
NECは2月4日、イオンモールのインドネシア法人イオンモール・シナールマス・ランド(AMSL)インドネシアに電子マネーシステムを納入すると発表した。NECが同国で電子マネー事業を手掛けるのは初めて。同システムはAMSLインドネシアの第1号店となるバンテン州タンゲランのBSDシティーの商業施設「イオンモールBSD」の4階フードコート内に納入する。カード、サーバー、決済端末による統合型電子マネーソリューションの提供でフードコート内を完全にキャッシュレス化させる。
神鋼環境ソリューション ベトナムで下水処理設備受注
神鋼環境ソリューション(神戸市中央区)は2月3日、ベトナム南部ビンズオン省ビンズオン上下水環境公社より下水処理設備を受注したと発表した。今回受注した下水処理設備は、南部ビンズオン省水環境改善事業(フェーズ2)の部であり、国際協力機構(JICA)を通じ、日本の政府開発援助(ODA)より実施される。この事業は同地域の下水道普及率の向上とサイゴン河輪流域の水質悪化抑制を図り、下流に位置するホーチミンおよびその周辺地域の生活環境の改善並びに上水道水源の保全に寄与するもの。
インドネシアの15年の低価格エコカー販売は昨年並み
インドネシアでは2014年、総選挙、ルピア安、補助金削減による燃料価格の値上がりなどによって自動車販売が減速・し、13年の販売台数を下回った。しかし、ロー・コスト・グリーン・カー(LCGC、低価格エコカー)の販売は好調を続けた。インドネシア自動車工業会は、14年のLCGC販売台数目標を12万台に設定していたが、実際には17万2120台を達成した。ヨンキー・スギアルト会長は「経済成長率が5%程なら、LCGCの自動車市場全体に対するシェアは14%程度、約17万台に留まるだろう」と15年のLCGCの販売は14年と同程度になるとの見方を示した。ビスニス・インドネシアが報じた。
寺崎電機 マレーシアで低圧遮断機の販売で孫会社設立
寺崎電機産業(大阪市阿倍野区)は1月30、同社の100%出資の連結子会社TERASAKI ELECTRIC(M)SDN.BHD.がマレーシア プチョンに同社全額出資の子会社を設立すると発表した。子会社が行っている低圧遮断機の製造・販売事業の流通および販売の効率化を図り、今後の販売拡大を目的として輸入販売部門を担うもの。新会社の商号はTEWRASAKI ELECTRIC SALES & SERVICES(M)SDN.BHD. 本店所在地はマレーシア セランゴール州プチョン。資本金は40万リンギット(約1400万円)。4月業務開始予定。
現代自動車がFCVを4割強値下げ トヨタに対抗?
韓国の現代自動車が2月2日、水素燃料電池車(FCV)「ツーソン」の販売価格を現行の1億5000万ウォン(約1600万円)から43%引き下げ8500万ウォン(約900万円)にすると発表した。ツーソンは2013年に販売開始されたが、価格が1億5000万ウォンと超高額で、これまで累計販売台数が200台余りにとどまっているという。
今回の大幅値下げは、2014年12月に販売開始されたトヨタ自動車のFCV「MIRAI(ミライ)」の売れ行きが好調なことを見据えて、対抗するのが狙いとみられている。ちなみに、トヨタの「ミライ」は基本価格723万6000円で、水素ステーションがまだ少なく、極めて限られているにもかかわらず想定以上に好調で、発売から約1カ月で受注台数が1500台に上り、同社では生産計画を上方修正、2016年に年2000台、17年に3000台に拡大するとしている。